リモートワークで疲れた体に股関節ストレッチ
最近リモートワークが主流となってきて、自宅のデスクの前に長時間座りっぱなしの状態が続いている方が多いのではないでしょうか。リモートワークは同じ姿勢が続く以上に根本的に運動不足になりがち。それゆえに肩や腰の疲れといった体の不調を感じている方も。
肩や腰の疲れなどが出てくると、どうしてもその部分だけのケアに偏りがちです。もちろんそれで改善できればよいのですが、不調が続くようなら他に原因があるのかもしれません。
骨盤のゆがみとは?
よく長時間の座りっぱなしなど、同じ体勢を続けると骨盤がゆがむ…なんて聞きますよね。でも実は骨盤自体がゆがむわけではないのです!
骨盤は寛骨(腸骨・坐骨・尾骨)・仙骨・尾骨が靭帯でがっちり固まっているので、骨盤の骨のセットはほぼゆがむ事はありません。骨盤の周りを取り囲む筋肉が硬くなったり、動かなくなる事で、骨盤周りのバランスが崩れていきます。
骨盤周辺の筋肉のバランスが崩れると上半身と下半身のバランスも崩れます。バランスが崩れることで骨盤周辺以外の筋肉までが硬くなったり、筋力の低下に繋がることも。身体の不調の原因はこの筋肉のバランスの崩れかもしれません。
肩や腰の疲れだけでなく、ゆがみは様々な症状に繋がると言われています。冷え性や便秘、むくみ、ポッコリお腹、O脚やX脚、重い生理痛、代謝が落ちて太りやすくなるなどなど…女性の多くが抱える悩みばかりですね。
股関節まわりの筋肉を柔軟に
骨盤は「股関節」によって支えられています。骨盤周辺の筋肉のゆがみを整えるには、股関節まわりの筋肉に柔軟性を持たせることが効果的と言われています。
股関節の硬さや左右のズレはまわりの筋肉をストレッチすることで緩和することが期待できます。
そこで股関節と密接なつながりがあるのが大腰筋です。大腰筋は股関節の動きを安定させたり、歩く際に脚を上げる役割があります。
気軽に始められる簡単なストレッチをご紹介します。
大腰筋ストレッチ
• 腰に手を当て真っ直ぐに立った状態から片脚を上げ、大きく前へ踏み出す。• 踏み出した脚に体重を乗せて膝が90度になるまで曲げ、5秒キープする。(後ろ脚の伸びを感じましょう)
• 反対の脚も同様に行う。
股関節を柔軟に保てば、血流が良くなって免疫力が上がる、太りにくく痩せやすい体質になる等の他のメリットも期待できます。
1日数回、ストレッチをすることで徐々にその効果も実感できるようになってくるはず。簡単にできるものなので仕事の合間、休憩時間、など隙間時間を使ってお試しください!