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アカデミー通信

セラピスト必見!新人時代の苦労の乗り越え方&指名の取り方! ~グランドマスター 坂井秀和さん 対談インタビュー~

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セラピスト必見!新人時代の苦労の乗り越え方&指名の取り方! ~グランドマスター 坂井秀和さん 対談インタビュー~

ラフィネグループの働く5000名のセラピストの中でトップセラピストである、グランドマスター職位の坂井秀和さんに、新人時代のご苦労や、指名を取るために取り組まれた事をインタビューさせて頂きました。

 

グランドマスターセラピスト 坂井秀和セラピスト
配属店 ラフィネ アルデ新大阪店

坂井秀和さんの足跡

15年間の音楽活動への夢を諦め、心機一転リラクゼーション業界へ。
2011年 入社 ラフィネ 丸の内オアゾ店配属
2012年 ゼネラルセラピスト合格
2013年 チーフセラピスト合格
2014年 マスターセラピスト合格
2015年 グランドマスターセラピスト合格 
2020年 ラフィネ アルデ新大阪店に異動

 

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Q坂井さんがセラピストになったきっかけを教えてください。
音楽活動を諦め製薬会社の正社員営業として働いていた頃、身体の知識を付け資格があれば名刺にも記載できて仕事に活かせると考え、土日を利用して漢方の学校に通いました。そこのワンデーセミナーで足つぼに出会いました。
製薬会社での仕事も2年ほどたち31歳、東京の自宅の賃貸契約の更新が迫っていたこともあり、薬の知識もあるので地元徳島へ帰りドラッグストアの店長になろうかなと考えていました。ついでに身体のケアも出来たら薬を販売することとケアと出来て独立もできるのではないかなと考え、1か月研修を終えるとディプロマが発行されるということに魅力に感じて求人雑誌で見つけたラフィネに応募しました。
東京の部屋は解約し自分の荷物は一旦実家徳島に送り、友人宅から通いで研修に参加していました。

 

Qインターン研修中の思い出はありますか?
オリエンテーションの日、1番先に教室を出てしまい、その後、筆記テストのアナウンスを聞き逃してしまいました。翌日、自分だけ聞いていないという事がわかり焦ってその日の夜に必死に覚えました。

リフレクソロジーの研修は小倉先生でした。あまり良い研修生ではなかったのでモデル中に寝てしまい小倉先生に「ちゃんと感想を伝えないといけない」と注意されたこともあります。

ボディケア研修は山口先生が担当でした。ちょうど同じような男性の研修生がいて、よく一緒に練習をしていたのですが、中間テストのときに僕だけが受かってその男性研修生は落ちてしまいました。
その方が山口先生に抗議をしにいくと言い出して、そんなことしたら自分も落ちてしまうと思い止めました。それでも彼は「いつも二人はよく似ている」と言われているのに何故自分だけ落ちたのかを聞きに山口先生のところに行ってしまいました。
山口先生によると、坂井君とその方の技術レベルは同じ、坂井君が受かったのはずっと会話しながら施術ができていた。あなたはずっと無言だった。だから中間テストを落としたんだということだったのです。その話を聞いて、そこを認めてもらえていたんだという事が今でも心に残っています。
研修時にそういった事があり今でも、会話はしないといけない、コミュニケーションを取ろうという気持ちに繋がっています。

インターン研修の最後の最後、合格者発表の時に牧島先生が「この業界でとにかく3年くらいはやってみてほしい」という話があり、何でもそれくらいやらないとモノにならないのだろうと、心のどこかに残っていました。実際に現場に配属されたスペースにマスターセラピストの先輩がいて、施術を受けてみると千手観音みたいだと感じ「これは本腰入れてやらないといけない」と思い、専門学校に通っているつもりで、もう一度東京に部屋を借りて腰を据えてこの仕事と向き合おうと思いました。

 

Q新人時代、セラピストとしてのビジョンはありましたか?

徳島で独立するというビジョンは入って2~3か月目になくなりました。とにかく数をこなさないと上達しないと考えました。
フレッシュセラピスト研修〔新人が3ヶ月目~6ヶ月目に技術を復習する研修〕の時の目標は「指名でいつも埋まるセラピスト」でした。グランドマスターという最高職位のランクは何となく知ってはいましたが、どうやってなれる・どこにいるのかも全く知りませんでした。

 

Qランクアップを受け続けた理由を教えてください。

マスター職位〔上から2番の職位〕になった時にグランドマスターの職位を初めて意識するようになりました。最初から狙っていた訳ではないです。ランクアップ試験を受け続けた理由は、初めははっきりと収入の為ですね。あとは店長もしていたので店長で職位が低いというのが嫌なので受けていました。
試験1回目、先生から合格点から1点足りなかった理由を「背が高いからタオルをバサッとかけると怖いよね」という指摘されて、1点の重みをすごく感じました。

チーフ職位〔上から3番の職位〕を目指したのは、自信を持ってスペースのセラピストを指導したいと考えるようになったからです。チーフは3回目で合格しましたが、なかなか受からずどうしたら受かるのかがわからず悩みましたね。あまりにも受からないから辞めようかとも考えた事もありました。一度先生に「明日からチーフですと言われたらチーフの自覚あるの?」と問われ、それからはチーフとして仕事するように意識が変わりました。ランクアップを受ける度に毎月指名が上がっていたので先生に驚かれたこともあります。

マスター職位〔上から2番の職位〕を目指したのはお客様やスペースに還元したいなと考えるようになったからです。
段々とエゴが減って性格も優しくなりましたね。チーフ職位の時に店長として参加した総会でマスターの方たちと出会い、オアゾ店で練習しようよ、と提案してくださいました。当時のグランドマスターの方を呼んだりしてみんなで練習するようになりました。その事から出会いに感謝するようになり、当時店長を任せてくれたマネージャーさんにも感謝するようになりました。
マスター職位に合格してからあと一つでグランドマスター職位だという事もあり、グランドマスターになろうと決めました。周りのマスターの方たちも盛り上げてくれて、誰かが試験を受ければ感覚を忘れないようにその日のうちにすぐにオアゾに集まって練習をしていました。マスターからグランドマスターになる1年半くらいは週に2回は練習していましたね。指名の条件もあるので休みの日も電話がかかってくればすぐ出勤できるように朝から準備していました。でも苦しいというのは全く感じず楽しんでやっていましたね。グランドマスターいけいけ!と盛り上げてくれた仲間に感謝しかないです。グランドマスターになりすべてに感謝できるように気持ちが変化していきました。

自分の為に頑張るというよりは、最初に教えてくれた先生に恩返ししたいなという気持ちがあり誰かの為に頑張る方が燃えるタイプです。お客様に失礼かなと感じるので収入が上がらなくともこういう制度があれば試験は受けるタイプです。試験には落ちてもいいので、受け続けている人にやってほしいと思うと考えています。 




Q初めて指名を下さったお客様は覚えていらっしゃいますか?

初めての指名の方は名前も覚えています。初めて指名が付いたとき周りのみんながすごく喜んでくれ祝ってくれました。
男性ということもあるのか指名が付くのが遅かったのもありますね。
その他でフレッシュからチーフまで指名を下さっていた方がいて、合格の報告をしたときにお客様が「私の目に狂いはなかったわね」と言って下さり涙が出そうになるくらいうれしかったです。

 

Q初めてのお客様は覚えていらっしゃいますか?

感覚的には、インターンショップのお客様ですね。当時40分半額の2100円をトレーに乗せて頂いた際に「不思議な仕事に就いたな」という感想をもったのを覚えています。
製薬会社で物・形あるものを販売していので、今ではホスピタリティやおもてなしというのは分かるけど、形がないものでお金を稼ぐというのが不思議な感じでした。


Q今の新人さんのお悩みに対してアドバイスはありますか?

初期研修のテキストと研修通りにやればまずは充分だと思います。
また反省・復習をしっかりすることですね。
今日分からなかったことはその日中に調べて次の日のお客様で同じような方が居たらすぐに試すことができるので復習は大切ですね。
コミュニケーションで以前女性の友人たちにインタビューしたことがあるのですが、
施術中会話されたくないと言った人達に、身体の事で「●●が□□だから硬いですね」みたいな話だったらどうか?と聞くと全員聞きたいと言いました。
例えばリフレであれば、左足でメディカルトーク、右足で生活習慣やプライベートの話題をすると良いと思います。
勝手な判断せずコミュニケーションを取っていってほしいです。

 

Q落ち込んだ時はどうしていましたか?

切り替えは、反省をすることですね。クレームも頂いたことがありますが、どういう行動パターンだったら発生しなかったのかを考えて次に活かします。考える癖を付けることです。出来ない理由を考えるより「どうやったら」できるのかと考えています。「SOWHAT」という考え方で「それで」「それで」を繰り返すようにしています
ポジティブシンキングですね。

 

Q男性セラピストとして気をつけていたことはありますか?

男感を出さないことですね。ユニセックスな感じで対応するようにしていました。
周りの男性セラピストにインタビューを沢山しました。
他に指名が取れている人の研究もたくさんしましたね。施術のスピードもゆっくりだな、とか。あとは、自分の声を録音して聞いてノートに書きだして口癖の確認していました。
男性のお客様にはお笑い芸人のサバンナの高橋さんのように持ち上げたり意識していました。本もたくさん読んで試したりしていましたね。
この仕事は勉強したらすぐ実践出来るというところが良いですね。

 

Q新人が指名を取れるようになるためにアドバイスをお願い致します。

技術で取ろうとしないことでしょうか。自分は技術では先輩に勝てないと思ったので知識・アドバイスを沢山できるように「肩こり 腰痛 むくみ」など代表的な疲れに関して沢山勉強をしてアドバイスできるように準備していました。
どれだけ技術が良くても接客が良くないと気分が悪いです。
極論、自分の友人・・親戚くらいの距離感でなんでも相談できる人になることが大切ですね。
友達が疲れて来店してくれたら優しく寄り添うのと同じです。
接客・会話で指名を貰えるように、まずは笑顔ですね。
新卒の方はお客様から可愛いがられる愛嬌、お客様を好きになること。中途の方はキャリアがあるように見られるので知識面で信頼してもらうようにしていくのが良いと思います。
お客様は疲れていらっしゃるので、こちらが太陽にならないと飲み込まれてしまう。テンションは1段ギアを上げて軽快に、言葉使いは丁寧に、がポイントです。
接客が変われば指名は伸びます。

 

Q坂井さんの今後の目標をお聞かせください。

自分の技術は自分で追及し続けるようにしています。お客様も情報が早いので最近のはやりのストレッチや健康法など情報収集を続けて刺激を受け続けることですね。
今後はスペースの方たちの職位を上げたいですね。
指名を増やしたい人は指名が伸びるように、売り上げを上げたい人がいれば上がるように
この仕事の楽しみを知っていただけるように、自分がなにかのヒントになれればと思いますね。


おわりに

セラピストを始めたきっかけからグランドマスターになるまで、新人時代のお話もたくさんお聞かせくださいました。感謝という言葉を何度も繰り返されていたのが印象的でした。
お客様は見かけで判断せずに感謝をもって接すること、寄り添い優しくすること、やると決めたら自分の課題はどうしたら出来るのかを考え続けるポジティブ思考の大切さを改めて教えていただきました。
グランドマスターの方にも感謝・謙虚・末永く、インターン研修でお伝えしている3つの事が息づいていることを嬉しく思います。
このインタビュー記事でセラピストの皆様の励みになれば幸いです。

BWA教育部

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