セラピスト必見!新人時代の苦労の乗り越え方&指名の取り方! ~グランドマスター 須藤愛さん 対談インタビュー~
ラフィネグループの働く5000名のセラピストの中でトップセラピストである、グランドマスター職位の須藤愛さんに、新人時代のご苦労や、指名を取るために取り組まれた事をインタビューさせて頂きました。
グランドマスターセラピスト 須藤愛セラピスト
配属店 グランラフィネ 玉川高島屋S・C店
須藤愛さんの足跡
・2010年3月 大学卒業
・2010年6月 グランラフィネ 玉川高島屋S・C店配属
・2012年9月 チーフ試験合格(プロヴァンスアロマ、フェイシャル、ボディケア、リフレクソロジー)
・2013年11月 マスター試験合格(プロヴァンスアロマ、フェイシャル)
・2014年9月 マスター試験合格(ボディケア、リフレクソロジー)
・2015年1月 グランドマスター試験合格(プロヴァンスアロマ、フェイシャル)
・2016年4月 グランドマスター試験合格(ボディケア、リフレクソロジー)
・2018年8月 渡豪 Raffine TOKYOにて勤務(オーストラリア店)
・2019年8月 グランラフィネ 玉川高島屋S・C店復帰
Q須藤さんがセラピストになったきっかけを教えてください。
グランラフィネには新卒で入りました。短大生の頃に、エステに通う機会があり、きれいにもなれ気持ちが変わる経験をし、何より当時エステティシャンの方に大変お世話になっていたので、エステティシャンの仕事に魅力を感じていました。そして、その会社に入れるというお話があり、なりたい!という気持ちはあったのですが・・・親から反対されたんです。自分自身も流れで就職が決まることに対して不安があり、断念しました。
社会に出るには一般教養も足りていないと思っていたので大学に編入することにしました。大学在学中の就活では、リーマンショックの影響もあり、セラピストとは違う業種の就活をしていたのですが、なかなか就職先が決まらずにいました。いよいよ冬が来るとき、以前気になっていたエステティシャンの仕事を探していると、偶然、ボディワークのエステティシャンの募集を目にしたのがきっかけです。
自分自身がお客様としてうれしい体験をしていたので、イメージが膨らんでいきました。
Qインターン研修中の思い出はありますか?
新卒だったので、研修生も多い時期で5月まで待って東京で受けました。通いの人は、私ともう一人の二人だけで、他の人達はみんな泊りで研修に参加されていました。泊りの人は一緒に生活をして練習をしていることもあり、すごく仲良くなっていて、一緒に練習していてもちょっとした疎外感がありました。そういうこともあって、もう一人の通いの人とすごく仲良くなっていつも一緒に帰っていました。
実技の研修は、学生の頃、バスケ部でよくほぐし合っていたことや怪我もしたことがあったので、その経験が活かされたのか、スムーズにいったと思います。
筆記テストは、漢字を覚えるのが大変でした。電車で通っていたので移動時間に勉強していました。また、電車の移動時間が長く補習時間は残れなかったので研修時間はとにかく集中して参加すると決めていました。先生が言ったことは一言も漏らさずメモをして、わからないことはすぐ質問!を徹底していました。研修だから、必要なことはすべて教えてくれるだろうからその時間に集中する!と決めていました。
Q新卒で入った時、この先のセラピストとしてのビジョンはありましたか?
成長できるキャリアパスプランがあったので、少しずつ合格していくのだろうという漠然としたイメージがありました。配属先の先輩方が配属3か月~4か月で社内のランキングに載るような方々で、スペースのリニューアルの際に精鋭が集められたようなお店でした。
そんなお店なので配属された時は、技術が不安で仕方がありませんでした。
自分の技術がうまいのか下手なのか分からない・・・という漠然とした不安です。
先輩も技術を見てくれて、「うまくなったね」と言ってくれて、その時はうれしいのですが、先輩はモチベーションを上げるために言ってくれているのかもしれない、本当かわからないという気持ちがありましたね。
不安な気持ちを解消するために、ランクアップ試験を受けなきゃ!と思い、受けられるチャンスはすべて受けていきました。
間をあけずに受け続けていたらグランドマスターになっていました。笑
Qランクアップを受け始めた新人の頃の思い出はありますか?
配属して3か月目くらいの時の印象に残っているお客様がいらっしゃいます。男性のお客様で、施術が終わってお見送りの時の後ろ姿です。
お客様は、帰りながら、何度か首をかしげていらっしゃいました。
その背中を観て、「何か違っていたのかな」、「私だから?先輩だったら違ったのかな」、「もっとうまくならないといけない」という気持ちになりました。
「上手になった♪」って思ったらダメなんだと思いました。
研修がスムーズにいったからといって、店舗に行ってから、奢ってはいけないと思いました。
Q初めてのお客様や指名を下さったお客様は覚えていらっしゃいますか?
初めて担当させて頂いた方はあまりにも緊張しすぎて覚えていないです。リフレクソロジー30分コースだったと思うのですが、あっという間に終わった記憶しかありません。指名をして頂いたお客様のことは、すごく覚えています・・・指名を頂けたのは・・・自分が若かったからかな?笑
技術ではなく・・一生懸命話したからかな・・・?
答えは謎のままです。
Qお店に配属して失敗したこと、落ち込んだときの対処法をお聞かせください。
お客様の様子に気付けていなくて失敗したことがあります。
どうもうきうきした気分になると、調子に乗ってしまい失敗する周期があるようで、大きなカバンを持ったお客さまに「ご旅行ですか?」「何か入っていたんですか?」という声掛けに「あなた突っ込みすぎじゃない?」と言われそのあとも不機嫌なままでした。
今は調子にのらないようにと気を付けています。
落ち込んだ時はとにかく反省して、考えを整理していました。
こんな時はこうすると、ノートに書きこんで、なぜかを考え、どうしたらいいか考えていました。そして、同じ失敗をしないと決めて取り組んでいました。
Q 新人の方が指名を取れるようになる秘訣はありますか?
目標を立てると良いと思います。私自身は、1年目、「とにかくがむしゃらに!」と決めていました。
練習をいっぱいして、施術にいっぱい入る。
2年目になったら「チャレンジする」「失敗を活かす」
毎年1月に目標を立てています。
Q新人セラピストの皆様へ何かアドバイスはありますか?
色んな職業がある中でこの仕事を選んだという時点で、それだけですごい勇気があったのではないかと思います。手に職をつけるのはもちろんですが、ダイレクトにお客様の声が返ってくる仕事です。それでもやりたいと思ったのは凄く勇気があることだと思います。その気持ちを忘れず大切にしてほしいと思います。もちろん、お客様からご意見をいただいたり、色んな壁にぶつかってモチベーションが保てないときもあると思いますが、やりたいと思った仕事なので必ず乗り越えられる日がくると思うんです。
お客様からのご意見は、「神様が乗り越えられると思ってくれたチャンスなんだ」という言葉をプレゼントしたいです。私自身も失敗したとき、先輩に頂いた言葉です。
“辞めたい“まではいかないけど、”つらい“”続けていいのかな“と悩んだ時もありました。
でも、今頑張っている人には、簡単にあきらめてほしくありません。やりたい仕事につけている人はあまりいないです。あきらめずに乗り越えてほしい。根性論的な考えかもしれないけれども、粘ってほしい。
それを乗り越えられたときにお客様が認めてくださるようになるのかなと思います。
Qこれからの須藤さんの目標をお聞かせください。
今年2021年は「情報収集」、将来に向けてどうしたらいいか情報を集めることを目標にしています。また、これからは、グランラフィネ 玉川高島屋S・C店の中の一人のセラピストとしてだけではなく、「須藤愛」として受けて頂きたい。人間力を高めて、人間と人間としてお付き合いをしたい。「わたし」を認めてもらえるように、私を探してやってきてもらえるような人間力を磨くことを目標としています。私の周りには尊敬できる方が沢山いらっしゃいます。まだまだ自分自身が未熟だと感じています。「この人に会うと元気になれる」という人になりたいとういう想いがあります。
まだ、自分に自信がなく、人間として後ろ向きになることや失言することもありますが、人間力もアップデートしていきたいと思っています。
おわりに
須藤さんとのインタビューを終えて、見た目の優雅さからは見えてこない、一生懸命に努力を重ねてきたお姿を知ることができました。目標を持つことの大切さと、ものごとを前向きに捉え進んでいくことの大切さを再確認できたインタビューでした。このインタビュー記事がセラピストの皆様の励みになれば幸いです。BWA教育部
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