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アカデミー通信

むくみの原因をさまざまな角度からみる

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むくみの原因をさまざまな角度からみる


目次



〈東洋医学からみるむくみ対策まとめ〉
■梅雨の時期は「脾」の元気がなくなりやすい!
 「脾」に元気がない方は体が冷えやすいので、冷たいものや水分を多く取りすぎ注意
■インスタント食品の取りすぎで栄養不足でむくみになりやすい
■乾燥は「肺」に影響を与え、「悲しみ」という感情と繋がりあり、
 東洋医学の「肺」は体の水や栄養素を運ぶ働きをしているので、悲しみと乾燥注意
■身体の水分調整を行う「腎」は運動不足や疲れすぎで機能ダウン!むくみやすさにつながる


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1.むくみとは


人の体の約6割は水分です。その水分は細胞の内と外に分けられます。
細胞外の水分は血管内と血管外の組織間液に分けられますが、血管の中と外における体液の出入りのバランスが崩れ、組織間液が多くなった状態のこと。(家庭の医学より)

水分の1/3は細胞の外、2/3が細胞の中です。
この細胞の外にある水分の約8割は間質液で、残り2割は血漿(けっしょう)(血液の液体成分)やリンパ液です。
間質液は酸素や栄養分を含んだ水分が毛細血管から染み出て、酸素や栄養分を細胞に与え、二酸化炭素や老廃物を細胞から受け取り毛細血管に戻す役割があります。
血管から染み出る水分量と毛細血管に吸収される水分量は一定ですが、
何かしらの原因で染み出す量が多すぎたり、再吸収が上手くいかなくなった状態です。

むくみの原因はさまざまですが、今回は漢方の考え方の角度からみていきたいと思います。



2.漢方とは


漢方と聞くと、漢方薬をイメージしていまいますが、鍼灸・気功・薬膳などを含んでいます。
現代医学では、検査で異常が無ければ治療が出来ず、特に問題ありませんと言われるような症状であっても、つらい症状がある場合もあります。
病気でないけど、何となく調子が出ない、病気になる前に不調に気づく、病気を未然に防ぐという「未病」という考えがあります。


漢方では、人の構成要素を気(き)・血(けつ)・水(すい)の3つ基本要素でとらえ、それらのバランスが取れた状態が健康と考えます。
しかし、食生活や生活習慣の影響で不足したり、多くなりすぎたり、滞ってしまったりすることでバランスが崩れることもあります。
目には見えませんが、生命エネルギーの「気」、血液や栄養分で全身を巡る「血」、血以外のリンパ液などの体液の「水」(津(しん)液(えき)とも呼ばれる)はそれぞれの働きがあります。いくつか紹介をします。




3.気血水とは


「気」の働きは栄養を与えたり、体を動かしたり、温めたり、外からの侵入を防ぐ等が挙げられます。
「気」が足りなかったり、流れが滞っていると疲れやすく元気が出ない、カゼを引きやすくなる、イライラしやすくなることがあります。
「血」の働きは全身に栄養を与え、全身を潤す、メンタル面を安定させる役割があります。
「血」が足りなかったり、ドロドロになると疲れ目がひどくなったり、寝つきが悪くなったり、肩の疲れが見られたりします。
「水」の働きは体の中を潤したり、関節をスムーズに動かしたり、熱や興奮を抑える役割があります。足りなかったり、多かったり、ドロドロになると髪や肌が乾燥したり、ほてりやのぼせがみられたり、顔や手がむくむことがあります。




4.五臓とは


五臓とは肝(かん)・心(じん)・脾(ひ)・肺(はい)・腎(じん)と体の働きを5つに分けたものです。
西洋医学の解剖学からみた臓器とは異なります。例えば「肝」は肝臓の臓器のみではなく、気を巡らせて、自律神経の働きを調整するなどを含んでいます。
また、5つは繋がっていて、それぞれが働きを促進、制御をしています。

5つはバランスよく働いていることが理想です。
働きの一部を紹介します。(これが全てではありません。)
「肝」の働きは血を貯めて気を巡らせることなどをします。
「心」の働きは血を循環させ精神、感情のコントロールなどをします。
「脾」の働きは消化吸収をし、気血水をつくることなどをします。
「肺」の働きは呼吸を行い気と水を調整することなどをします。
「腎」の働きは成長や発育、水の代謝などを行います。

先ほどの気血水が五臓の栄養素となり、五臓が気血水を作りで巡らせるという相関関係になっています。


 





5.むくみの原因をさまざまな角度からみる

 

今回のテーマはむくみの原因をさまざまな角度からみるということですので、
水分の取りすぎや塩分の取りすぎだけがむくみの原因ではないということをご紹介したいと思います。

「脾」の重要な働きとして、消化吸収があります。西洋医学の胃腸の働きに近いイメージと言われています。
飲食物を消化し、その栄養素から気血水を作りだし全身に運びます。
そのため「脾」に影響があると食欲が低下や、消化がうまくできなくなり、水が滞るとむくみが起こりやすくなります。
「脾」の元気がない方は体が冷えやすいため、冷たいものや水分を多く取りすぎないように気をつけましょう。
インスタント食品の取りすぎで栄養不足にならないように注意が必要です。
梅雨の時期は「脾」の元気がなくなりやすくなるため、冷たい飲食の取りすぎも気を付けましょう。

その他出来ればシャワーだけではなく、湯船に浸かり汗をかくことをおすすめします。
「脾」は「肺」の働きを促進します。
乾燥「肺」に影響を与えます。また、「悲しみ」という感情と繋がりがあるため、強い悲しい出来事があると肺に影響を与えます。

「肺」は体の水や栄養素を運ぶ働きをしているので、「肺」が影響を受けるとでもむくみとの関わりがあります。
他にも疲れている、運動不足や疲れすぎなどは「腎」に影響を与えます。体の水分調節を行っている「腎」の元気がなくなるとむくむとも言われています。


最後に、むくみの原因はさまざまですが、注意が必要なむくみもあります。
むくみが何日も消えない、全身がむくむ、片足だけむくむ、左右差がある、動機や息切れを伴うむくみである、などは病気が原因であることも考えられます。
その際にはお医者様へ相談しましょう。



 


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    • 森菊子講師
      日本ヒーリングリラクセーション協会〔JHRS〕認定リフレクソロジー・プロライセンス実技士資格
      日本ヒーリングリラクセーション協会〔JHRS〕認定インストラクター資格
      日本ヒーリングリラクセーション協会〔JHRS〕認定試験官資格
      IEB認定REFLEXOLOGY資格
      IEB認定Anatomy&Physiology資格
      中学校(社会科)、高等学校(公民科)教育免許状取得


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