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アカデミー通信

ストレスは悪者ではない!?

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ストレスは悪者ではない!?


目次





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1.ストレスフルな現代社会


現代社会で生きていくうえで、ストレスは切っても切れないものです。多すぎるストレスは、そのせいで体調を崩したり、精神を蝕んでしまうことも。
最近では、ストレスの悪い面ばかりが強調されて、どうやってストレスを軽減するか、そんな情報が溢れています。
しかし、本当にストレスは体にとって悪いものなのでしょうか?




2.意外にもある!ストレスのメリット


私たちには外部から感じる変化や内部の変化に関わらず、体の機能を一定に保つホメオスタシス(生体恒常性)というシステムが備わっています。
日中になれば交感神経が優位になって活動的になり、夜になれば副交感神経が優位になって入眠しやすくなる、これもまたホメオスタシスの機能です。
ホメオスタシスは実に精巧にできている仕組みで、ストレスを感じるとコルチゾールアドレナリンといったストレスホルモンを分泌させ、ストレスに対抗するシステムが作動します。
時にストレスはよいシグナルとなり、集中力を高めたり、普段以上の力を発揮したりするのです。

 適応能力を超えたストレスを感じて、心や体を病んでしまうことはもちろん避けたいことですが、一方でストレスフリーな状態が望ましいかというとそうでもないことが言えます。
つまりはいかにストレスと上手に付き合うか、どうやってバランスの取れた状態を保つかということが大事なことと言えるでしょう。






3.捉え方を変えてストレス耐性を高める


実はストレスの影響を図るための重要な要素は、ストレスの量ではなく、意識の持ち方にあるのだという研究があります。
アメリカのとある研究によれば、「ストレスを悪者」と意識しているグループと「ストレスを成長に繋がるもの」と意識するグループに分けたとき、後者の方がより健康で、人生の満足度が高く、仕事の能力も優れているという結果が示されています。
また、「ストレスは悪者」と捉えていた人に対しても、ストレスのよい影響を描いたビデオを1週間に何本か見たところ、健康状態や職場でのパフォーマンスが上がったと答えています。

 困難な状況やストレスにさらされた時に、「辛い」と感じるだけでなく、「成長するチャンス」と捉えるだけで、その状況を乗り切るパワーを与えてくれるのです。
ストレスを減らさなくても、意識の仕方をほんの少し変えるだけでよいのかもしれません。





4.ストレスとの上手な付き合い方


ストレスは決して悪いものではない、そうとわかっていても仕事に追われ、プレッシャーを感じる日々ではなかなかそんな風に捉える余裕がありません。
ではどのようにすればストレスと上手に付き合っていけるのでしょうか?


① 良質な睡眠 
ストレスと上手に付き合うのに、休養や睡眠は不可欠です。睡眠時間が十分に取れないと、集中力が低下し、さらなるストレスを生む負のスパイラスに陥ります。
睡眠不足は自律神経やホルモンのバランスを乱す要因にもなり、ストレスへの対応力が低下します。 
寝る直前までスマホを見ている、ついつい夜更かししてしまう、そんな生活を見直して、良質な睡眠を十分に取りましょう。

② リラックスしたバスタイム
良質な睡眠のためにもゆっくりと湯船につかることがお勧めです。
体内温度が低下する際に眠気を感じるため、眠る1時間半くらい前にゆっくりと体を温めることで質の良い睡眠を得やすくなります。

③ 適度な運動
ウォーキングやジョギングなど軽めで一定の動きを繰り返す運動がお勧めです。反復運動をすることで、精神を安定させてくれる効果が期待できます。
また日光を浴びることもセロトニンの分泌を促し、ストレスを感じにくい体をつくってくれます。

④ ちょっとした気分転換
趣味に没頭する時間は、ストレスを感じる状況から一度頭を遠ざけて、気持ちを切り替えることができます。
趣味といえるほどのものがない…なんていう人も、何でもよいです。自分が心地よく、楽しく感じられるもの、映画や音楽、読書やゲームなどでちょっとした気分転換をはかりましょう。

⑤ 誰かに相談してみよう
海外ではポピュラーなカウンセリングですが、日本ではまだまだ馴染みがありません。カウンセリングに行くというほど大ごとではないけれど、そんな風に感じている人も身近な人に話を聞いてもらうことをお勧めします。
実は悩みは話すだけでその9割が解決すると言われるほど。時には愚痴や悩みを聞いてもらうと、おのずと解決口が見えてくるなんていうこともあるかもしれません。


ストレスフルな時代だからこそ、ストレスに対する目線を少しだけ変えて、上手な付き合い方をしたいものですね。




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    • 須永亜希子講師
      AJAEアロマテラピーインストラクター
      国際ライセンスCIBTAC


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